狂犬病予防接種

狂犬病予防注射を忘れずに

狂犬病って?


狂犬病は犬だけではなく全ての哺乳動物に感染の可能性があり、咬み付かれたり引っ掻かれたりすると感染し、発症するとほぼ100%死亡すると言われている、人と動物に共通して起こる人畜共通感染症です。

「もう40年以上も日本には発生がないのだから接種しなくてもいいのでは?」

と言われる飼い主さんがおられますが、現在、狂犬病の発生が確認されていないのは世界では日本を含め一部の地域、国に限られています。
年間3万から5万人の人々が世界では狂犬病の感染により命を落としていると報告されています。

狂犬病が現在日本に発生がないのは、

  • 多くの飼い主さんが自分の愛犬にしっかり狂犬病予防注射を受けさせていること。
  • 国の検疫(海外からの動物侵入時の検査)業務により輸入動物によって運ばれる病気の進入が未然に防がれていること。

しかし

狂犬病予防注射の接種率が下がったり,密輸動物などによりひとたび狂犬病が日本に再上陸したら犬が人間に狂犬病をうつす感染源になることは間違いありません。
われわれ人間に狂犬病をうつさないように犬に身代わりに注射を受けてもらっているのです。生まれて90日を経過した犬は、狂犬病の予防注射と各自治体(市役所など)への登録が義務付けられています。

狂犬病の注射はどこで受けるの?

4月から各地域に集合注射会場が設けられます。市の広報、市からの案内はがきに日時・場所等が記載されていますのでご都合の良い場所で接種を受けられることをお勧めします。しかし、集合注射の日にちの予定が合わない・受けそびれてしまった・現在何らかの病気の治療継続中・高齢や健康に不安がある・多くの犬が集まる場所では興奮してしまう・以前のワクチン接種で体調を崩した・集合注射会場が自宅から遠い・などの方々はかかりつけの獣医師(各個人の動物病院)のところでも同じ狂犬病予防接種を受けることができます。


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