犬フィラリア症

犬フィラリア症とは


蚊によって犬から犬に媒介される病気です。
蚊の吸血により犬の体内に入り半年くらいで成虫となりそうめんのような成虫(長いもので30cmくらい)が心臓内に寄生して色々な症状を引き起こし一度住み付いてしまうと駆除するのがなかなか困難な病気です。
血液検査・レントゲン・エコーなどにより感染が確認できます。
月に1回予防薬を内服すれば感染は予防できます。
春先から秋口にかけて(蚊が出る時期)しっかり投薬しましょう。

症状

成虫が心臓や肺に寄生して血液の循環を悪くして肝臓・腎臓・肺などに多くの異常をきたします。

  • 食欲が無くなる
  • 体重が減る
  • 散歩に行きたがらなくなる
  • お腹に水がたまる
  • 貧血
  • 失神
  • 赤いおしっこ

など

予防薬

蚊に刺されても大丈夫なように予防薬を飲ませていただきます。
予防薬は蚊から媒介されて犬の体に入ったばかりの子虫に効果がありますので蚊の出る5~6月くらいから11月~12月くらいまで月1回投薬が必要です。
あくまでも予防薬ですから既に子虫が成長した成虫が寄生してしまっている犬の予防薬としては適しません。

血液検査

犬の前肢から少量の血液を採らせて下さい。

簡易血液検査・・・感染した成虫が産んだミクロフィラリアの有無を調べます。
抗原検査・・・・・・・上記の簡易血液検査より精度が高くフィラリア成虫の有無を調べる免疫診断です。

毎年春先に血液検査をしてフィラリアの感染の有無を調べフィラリアが感染していないことを確認したうえで薬を飲ませましょう。

◆ フィラリア健康血液検査パックの勧め ◆
年に一度フィラリアの血液検査を兼ねて血液健康検査を実施しましょう。
新たに採血するのではなくフィラリア検査のために採取した血液で検査できます。
 平成27年より4つのコースに増設しました
(特に中高齢犬の健診を増強しました)
プラスワン血液検査(すべてのワンちゃんにお勧め)
しっかり血液検査(特に5歳以上のワンちゃんにお勧め)
シニア血液検査(特に8歳以上のワンちゃんにお勧め)
プラチナシニア検査(特に10歳以上のワンちゃんにお勧め)
★特に高齢犬に必要な甲状腺・副腎・炎症反応や詳しい糖尿の検査を追加しました。
*検査データは後日郵送いたします。

【お詫び】

毎年フィラリアの予防シーズン(4月から6月)は大変病院は込み合いゆっくりと飼い主様のお話を聞く時間が取れなくて大変申し訳なく思っております。
特に土曜日、日曜日は混雑いたします。平日の午前中は、比較的空いているときが多いと思います。
少しでもゆっくり時間が取れますよう血液検査は3月から検査可能ですので健康診断を兼ねて早めに御来院頂けると有り難いです。


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