外耳炎

耳の中をのぞいて見れば・・〈外耳炎〉

=耳の中にいろいろな菌が繁殖したりアレルギーなどが原因=

外耳炎になると痒くて 赤くはれ上がり 耳から垢が出てきたり 時には出血を伴いくさい臭いが漂ってきます。

獣医師用耳用内視鏡導入しました。(2023・7)

耳の検診に大活躍(外耳道の汚れが丸見えです)

パソコンやタブレットを使用して飼い主さんと一緒に耳の中の状態を見ることが可能です。外耳炎による耳道の汚れ・腫れの程度の把握、耳の中の腫瘤の発見、外耳炎の治療の経過観察にも役立ちます。

【原因】

空気中に浮遊する一般に「カビ」として知られる〈真菌〉やたくさんの種類の〈細菌〉が繁殖したりダニ(耳ヒゼンダニ)が耳の中に感染することがあります。
特に真菌の中で酵母菌の〈マラセチア〉に感染していることが多くこのような菌は空気中のどこにでも存在しておりアレルギーの体質や犬の免疫力や抵抗力が低下したり外耳を手入れせずに不潔にしているとこれらの菌を受け入れやすい状態になり外耳で菌が繁殖し痒みやベトベト感を発生します。

【治療】

当院では、綿棒で外耳から耳垢をとり顕微鏡で観察しダニ・マラセチア・桿菌・球菌を区別し、それぞれに見合った殺ダニ薬・抗真菌薬・抗生剤を塗布し内服薬を処方しています。耳の洗浄薬を処方してご自宅で耳内の清潔を保っていただく場合もあります。
またアレルギー性の外耳炎や食事性アレルギーが疑われる場合には専用の食事に変えていただいたりします。外耳炎は慢性化傾向を示すこともあり根気の良い治療が必要になることもあります。

【実際に当院では外耳炎の患者さんの耳垢を取り染色して菌の形態を顕微鏡で調べています】

当院では、綿棒で外耳から耳垢をとり顕微鏡で観察しダニ・マラセチア・桿菌・球菌を区別し、それぞれに見合った殺ダニ薬・抗真菌薬・抗生剤を塗布し内服薬を処方しています。耳の洗浄薬を処方してご自宅で耳内の清潔を保っていただく場合もあります。
またアレルギー性の外耳炎や食事性アレルギーが疑われる場合には専用の食事に変えていただいたりします。外耳炎は慢性化傾向を示すこともあり根気の良い治療が必要になることもあります。


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