「口臭が気になる」
「最近ごはんの食べ方が変わった」
そんな小さなサインが、歯周病の始まりかもしれません。 当院では、丁寧なご説明とホームケアのアドバイスを大切にしながら、わんちゃん・ねこちゃんのお口の健康をサポートします。
ご存知ですか?
- 3歳以上の犬の約85%・猫の約75%が歯周病の影響を受けていると言われています
- 歯周病の細菌は血流を通じて心臓・腎臓・肝臓などの内臓にも影響することがあります
- 早期発見・早期治療が、重症化を防ぐ最大のポイントです
こんなサイン、気になっていませんか?
- 口臭がひどくなってきた
- 歯や歯茎の色が変わった
- ごはんを食べにくそうにしている
- くしゃみや鼻水が続く
- 顔や口を触られるのを嫌がる
- 乳歯がまだ残っている
ひとつでも当てはまるようでしたら、お気軽にご相談ください。
早めのケアが何よりも重要です。
当院の歯科の特徴
- 処置の前後に、お口の状態と治療内容をわかりやすくご説明します
- 「どうやって歯磨きすればいい?」「何を使えばいい?」ホームケアの疑問にお答えします
- 歯周病の怖さと予防法をまとめたオリジナルパンフレットをお渡ししています
- 若いうちから習慣づけることで、将来の重症化リスクを大幅に下げられます
歯周病について
歯周病は、歯の周りの組織(歯肉・歯槽骨・歯根膜)が細菌によって破壊される病気です。口の中だけの問題ではなく、進行すると細菌が血流に乗って全身に広がり、心臓・腎臓・肝臓などの内臓疾患を引き起こすことがあります。
進行のステージ
初期(予防で防げる) 食べかすと口腔内の細菌が歯の表面に付いた状態。柔らかく、歯磨きで除去できます。この段階での歯磨き習慣づけが最も効果的です。
要注意 歯垢に唾液中のカルシウムが沈着し、石のように固まった状態。歯磨きでは除去できず、スケーリング(歯石除去)が必要になります。歯石の表面は細菌の温床になりやすく、進行を加速させます。
軽度〜中度の歯周病 歯石が歯と歯茎の間(歯周ポケット)に入り込み、歯茎に炎症が起きた状態。歯茎の赤み・腫れ・出血が見られます。この段階での治療でまだ回復が望めます。
重度の歯周病 炎症が歯を支える骨(歯槽骨)にまで広がり、歯がぐらつくようになります。痛みから食欲が落ちたり、顔に触れることを嫌がるようになるケースもあります。進行した歯は抜歯が必要になることがあります。
全身への影響 口腔内の炎症細菌が血液中に入り込み、心臓・腎臓・肝臓に深刻なダメージを与えることがあります。歯周病は「口だけの病気」ではありません。

歯石除去(スケーリング)について
歯石は歯磨きでは取り除けません。専用の超音波スケーラーを使った処置(スケーリング)が必要です。当院では、お口の状態を正確に確認しながら安全に処置を行うため、全身麻酔下でのスケーリングを基本としています。
なぜ全身麻酔が必要なのですか?
人間と違い、動物は「じっとしていてください」と伝えることができません。処置中に動いてしまうと、器具が歯茎や口腔粘膜を傷つける危険があります。また、全身麻酔をかけることで気道を確保し、処置中の水や細菌の誤嚥(ごえん)を防ぐことができます。安全で精度の高い処置のために、全身麻酔は欠かせません。
処置の流れ
血液検査・レントゲンなどで全身の状態を確認します。麻酔リスクを事前に評価し、安全に処置できるかどうかを判断します。
全身麻酔をかけた状態で、歯周ポケットの深さ・歯の動揺度・歯根の状態などを詳細にチェックします。肉眼で確認できない部分もこの段階で評価します。
超音波スケーラーで歯の表面・歯周ポケット内の歯石を丁寧に除去します。歯石の量や付着部位によって処置時間が変わります。
歯の表面を研磨して滑らかに仕上げます。表面の細かい傷を滑らかにすることで、歯垢・歯石が再付着しにくい状態にします。
重度の歯周病の場合は抜歯や歯周ポケット内の洗浄・処置を行います。処置前にご説明し、ご同意をいただいた上で進めます。
処置内容と口腔内の状態をわかりやすくご説明します。再発を防ぐための歯磨き方法・デンタルグッズの選び方もあわせてご案内します。
費用について
処置費用の目安
歯石の量・重症度・処置内容によって異なります。術前検査の結果をもとに、事前にご説明します。まずはご相談ください。
その他の歯のトラブル
歯肉炎
歯茎に炎症が起こる初期段階の病気。プラークが原因となり、放置すると歯周病へと進行します。この段階で発見・ケアすることが重症化を防ぐポイントです。
破折(歯が折れる)
硬いおもちゃやおやつが原因で歯が折れることがあります。強い痛みを伴い、感染症のリスクも高まるため、早めの処置が必要です。
口鼻瘻(こうびろう)
歯周病が進行し、口と鼻の間の骨に穴が開く状態。くしゃみや慢性鼻炎の原因になります。外科的に穴を塞ぐ手術が必要になる場合があります。
乳歯遺残
成犬・成猫になっても乳歯が残った状態。永久歯の生え方を妨げ、歯列や噛み合わせに影響します。永久歯が生え揃う前の抜歯が一般的な対処法です。
お問い合わせ・ご予約
「口臭が少し気になるけれど、大げさかな…」
「歯磨きをさせてあげたいけど、どうすればいいかわからない」
そんな小さなお悩みでも、どうぞ遠慮なくお電話ください。
歯周病は、初期の段階では目立った症状が出にくく、気づいたときにはかなり進行していたというケースが少なくありません。
だからこそ、「何か気になる」という飼い主さんの直感を、私たちはとても大切にしています。
処置が必要な場合も、いきなり治療を進めることはありません。現在のお口の状態を丁寧にご説明し、治療の内容・費用・リスクについてしっかりご納得いただいた上で進めます。
また、処置後のホームケアについても一緒に考えますので、「続けられるか不安」という方もどうぞ安心してご来院ください。
大切なうちの子の歯と口の健康を、これからも一緒に守っていきましょう。
